「イオンモールを歩いていて、ふと思うことがある。
寝具屋、着物屋、宝石屋……客が入っているように見えないのに、なぜか何年も同じ場所にある店。」
一方で、タピオカ、韓国スイーツ、クレープ、唐揚げ専門店は気づいたら消えている。
この記事では、なぜイオンのテナントは“借りられる”のか
なぜ一見売れてなさそうな店が生き残るのか
イオンで儲かり続ける業種/潰れやすい業種の違いを解説する。
そもそも「イオンのテナント料」はどうなっている?
結論から言うとイオンのテナント料は一律ではない。
多くの人が誤解しているのは「イオンは家賃が高いから個人店は無理」という考え。
実際はイオンのテナント賃料は3パターン
固定賃料型
売上歩合型(◯%)
固定+歩合のハイブリッド型
特に重要なのが②③。
売れない月は家賃も下がる仕組みがある。
つまり利益が薄くても、回転が遅くても客単価が高ければ「潰れない」店は成立する。
寝具屋・着物屋が潰れない理由
共通点はこの3つ
① 客単価が異常に高い
寝具:10万〜50万円
着物:30万〜100万円以上
1日1件売れれば、月商は簡単に数百万。
② 在庫回転を急がなくていい
流行に左右されにくい
型落ち・季節遅れが致命傷にならない
→ 廃棄ロスがほぼ無い。
③ 接客が「イベント型」
毎日売る必要がない
催事・相談会・フェアでまとめて売る
「平日は静か、土日で回収」
これがイオン向きビジネス。
なぜイオンは“入れ替わりの激しい店”を入れるのか
イオンにとって、テナントは売上を作る装置ではない。
本当の目的は:
館内を「動かす」こと
若者向けスイーツ
流行りの飲食
SNS映え店舗
これらは短命前提でOK。
なぜなら来店動機を作れる
写真を撮らせられる
人流を生める
つまり潰れる前提でも価値がある。
イオンで「コンスタントに利益が出る業種」
◎ イオンで生き残りやすい業種
業種
理由
寝具・着物
高単価・低回転
宝石・時計
利益率が高い
保険・携帯
在庫ゼロ・ストック型
メガネ
医療×物販
エステ
原価が低い
共通点は
「売上=人の数」じゃないこと。
イオンで「潰れやすい業種」
✕ 短命になりやすい業種
業種
イオンでなぜ潰れる?
タピオカ・流行飲食
ブーム依存
クレープ・唐揚げ
原価と人件費が重い
アパレル(安価帯)
ZOZO・ユニクロに負ける
雑貨
Amazonで即比較される
共通点は
「薄利 × 高回転 × 人件費」。
これはテナント料+人件費を払うと地獄。
じゃあ、なぜ「イオンに出店できる」のか?
答えはシンプル。
イオンは“儲かる店”より“使える店”を選ぶ
長期で安定する店
短期で話題を作る店
フロア構成の穴を埋める店
この3種類が揃って初めて、
イオンは「街」になる。
まとめ:イオンは市場じゃなく「装置」
イオンは儲けさせる場所ではない
売れ続ける必要もない
「役割を果たせる店」だけが残る。
だから寝具屋は静かでも生き残り
タピオカ屋は賑やかでも消える
これを知らずに「イオンに店出せば安定」と思うと、ほぼ詰む。


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